漢方薬は、病気になってから飲むものではなく、病気にならないようにあらかじめ飲んでおくもので、しかも飲み続け、効き目は時間が経ってから、という印象を持っている人は多いのではないでしょうか。
ところが、即効性のある漢方薬も存在するようです。よく知られている葛根湯もその一つ。他には、半夏瀉心湯や芍薬甘草湯も即効性があるようです。芍薬甘草湯はすぐ効く漢方薬の筆頭ともいえるようです。
- 芍薬甘草湯
- 芍薬と甘草の二つの生薬で構成されるシンプルな漢方薬
- こむらがえりによく効く漢方薬。こむらがえりの90%の症例に有効。
- こむらがえりの予防としてももちいることができる。
芍薬と甘草は、どちらも筋肉の痙攣に伴う収縮や痛みを和らげてくれる効果があるようです。
漢方薬は生薬をいくつか組み合わせて構成されるものですが、基本的に構成される数が少なければ、即効性があるということになるのですね。
芍薬甘草湯は構成生薬が2つですから、即効性があるということになりますね。
<上記内容は、2017年1月5・12日号週刊文春の記事(P194 – P196)を参照しています。>